宗教クソ体験①「どうあがいても尻叩き」
小学生の頃の話。
週に何度か「夜の集会」というものが執り行われます。
19時から21時まで行われる集会なんですが、
学校から帰宅→集会の予習→夕飯→集会に参加→帰宅後即就寝という流れになっていたため、
集会当日は「学校の勉強(宿題など)が出来ない」という問題に悩まされていました。
当時のクラスの担任は、とても怖い男の先生で、宿題を忘れた生徒には
「お仕置きのケツバット」をする先生でした。
※ケツバット=ケツを金属バットで叩く罰ゲーム
勘のいい方は気づかれたかもしれません。
そう、私は「どうあがいても尻叩きされる運命」でした。
集会に参加すると宿題ができず先生に尻を叩かれ、
集会をサボって宿題をやっても親から尻を叩かれ、
頑張って時間をみつけて宿題をやってから集会に参加しても眠くなって居眠りして尻を叩かれ…
尻叩きの恐怖からはどうやっても逃れられませんでした。
中学にあがるくらいにはイヤでも自然と尻が鍛えられ、尻叩きの苦しみと引き換えに、
多少強く叩かれても全く痛みを感じない「鋼のケツ」を手に入れました。
しかし、尻を叩かれる際に痛がらないと親から「こいつ効いてないな」ということで
何倍も強く叩かれることになるため、途中からはずっと痛がる演技をしていました。
「うちの子が本当にできない子で…」
「あら、うちの子だって本当にダメダメなのよ」
と、自分達の子供をサゲるエピソードを語り合い、謙虚なフリをしがちです。
そんな"子ども自慢"がしづらい環境で、親たちが唯一自由に子どもの自慢をできることがありました。
それは「自分の子がいかに迅速に自発的に尻を差し出すか」ということです。
こと子どものお尻のこととなると
「うちの子、素直にお尻を出すのよ」
「あらあら、私の子だって悪いことをしたら自分からお尻を差し出すわ」
などと謎の子尻マウント合戦が行われていました。異様な光景でした。
<滝沢コメント>
エピソード投稿ありがとうございます。
しょっぱな「子供のお尻を叩く事で有名な某宗教」って言われてますが、
そんなことで有名な宗教があったんですね…。(確かにググったら出てきました)
どうあがいても尻叩きから逃れられない運命、とてつもなく恐ろしかったことと思います。
投稿主さんがくれぐれも将来「うちの子にも鋼のケツを手に入れさせたい」とは思われないことを願います。
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宗教クソ体験②「愛と勇気だけが友達さ」
うちの母親は、私が生まれた年にある宗教に入信しました。
キリスト教の聖書には「こどもにはこらしめの鞭を」みたいな一説があるらしいんですが、
その教えを根拠に、日常生活で親に少しでも逆らったり意見したりするとムチで打たれました。
学校の通知表に減点(△)があれば、1個につき10発ムチを打たれました。
ムチを打つ際は必ずお尻にやられるんですけど、お尻は服の上からじゃなく必ず生尻です。
私が生理中だったりしてもお構いなしです。
生理中にムチを打たれるとナプキンがとんでもないことになってすごく嫌でした。
(ちょっとリアルすぎる話で申し訳ないです)
ちなみにムチになるものはその時どきで変わり、
ある時はガスホースで、ある時は定規で、またある時はベルトで打たれました。
ムチっぽくないものだと、木製ハンガー、布団叩き、菜箸、テレビのリモコンなどもあり、
様々なものでお尻を打たれてきました。
小学1年の頃、祖父母の家へ遊びに行ったとき、近くの神社でお祭りがあったので参加しました。
いろんな屋台が並んでいて、連れて行った祖父がリンゴ飴とか水ヨーヨーとか色々買ってくれて、
家に帰ってから母親に「祭り楽しかった!!」なんていいながら報告したら、
母親から「神社へ行くなんて。あなたは神に背いた」と言われ、
母親が突然わたしに馬乗りになってきて、パンツを思いっきり下げられ、
そうだ 嬉しいんだ 生きるよろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン 優しいきみは
いけ みんなの夢 守るため
母親がキチガイじみた表情で私の尻をアンパンマンバットで叩きまくるなか、
祖父との楽しいお祭りの思い出が走馬灯のように思い浮かび、
同時にアンパンマンマーチの歌詞が脳内で流れました。
そうだ 恐れないで みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン 優しいきみは
いけ みんなの夢 守るため
あの時は生きるよろこびをあまり感じていませんでしたが、
実家を出てからは宗教の呪縛から解かれ、平凡な毎日を伸び伸びと楽しめています。
乱文失礼しました。
<滝沢コメント>
エピソード投稿、ありがとうございます。
アンパンマンバットをケツバットに使うの、やなせたかしが一番望んでない用途だと思います。
まさかの尻責めエピソード2連続で読者の精神も限界にきているかもしれませんが、
やっぱり「宗教クソ体験」と銘打ってエピソード募集しているせいか、
どのエピソードも大体重いんですよね。たとえ文量が少なくとも、どっと疲れるというか。
「アンパンマン」とか、本来ほっこり要素しかない言葉でも、宗教と交わった途端に
狂気のフレーズに変わっちゃいますからね。ほんと宗教って恐ろしいです。
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宗教クソ体験③「わたしはポケモンじゃない」
私がまだお母さんのお腹にいた時、
お母さんがマタニティブルーになり、結果的にエ◯バの証人にハマりました。
この宗教は、新規の信者を獲得するため、奉仕活動といって宗教勧誘のために
各地域の住宅に飛び込み営業をかけるんですけど、
当時小学校低学年だった私がこの飛び込み営業に駆り出されました。
小学生なのでもちろんトークスキルなんかは全くありません。
それでも私を勧誘に動員したのは、私を「インターホン要員」として使うためでした。
私の仕事は簡単です。
母親から、「いけっ!ピカチュウ!」みたいなノリで合図をされたら、
ポケモンのごとく無心でそこらへんの家のインターホン(チャイム)を押すだけです。
母親たちは少し離れた場所で私を見守っています。
すると、住人からはインターホン画面で小学生の私しか見えないため、
警戒心を持たずにドアを開けてくれるのです。
住人がドアをあけたら、
「ドアさえ開いちまえばこっちのもんだ!」と母親が電光石火でダブルバトルに参戦。
放置されたままあとは母親が一人で宗教勧誘を行っていました。
ある日いつものようにポケモンインターホンしていると、
家からクラスの友達が出てきたことがありました。
あの時は本気で焦りましたし、
普通にそれが原因で後日わたしは学校でいじめられるようになりました。ピカピッカァ!
あとは個人的になぜかよく覚えてることをつらつらと書きたいと思います。
うちの家庭は、給食費を滞納していました。
先生からたまに「〇〇ちゃん、ちょっといい・・・?」と呼び出されては、
「実は〇〇ちゃんの給食費をまだ貰ってないから、お母さんに伝えてくれる?」と言われました。
何度言ってもお母さんは「給食を貰うのは最低限の権利だからお金は払わなくていい」と言って
一向に給食費を持たせてくれませんでしたが、学校で給食費の話になるたびにみんながクスクスと
笑いながらわたしの方を見てくるのが本当にイヤで、ある日お母さんに土下座して頼み込み、
なんとか給食費を貰うことができました。
「これでみんなから陰口を叩かれなくなる!」と、すごく嬉しい気持ちで給食費をランドセルに入れ、
ワクワクしながらその日は眠りについたんですが、
次の日、朝起きるとランドセルから給食費は抜かれており、
母親に尋ねると、
「お金はやっぱり(宗教に)寄付することにしたわ。その方があなたのためになるから」
と言われました。
本当なら泣いたり、怒ったりする場面だったのかもしれませんが、
小学生ながらわたしは「あ、やっぱりそうなるよね」とどこか納得しており、
不思議と悲しみも怒りも湧いてきませんでした。
あとは、宗教の集会に参加した際に、
もらった冊子に載っていたエ〇バの絵(光り輝く人型の何か)にシャーペンで
軽く落書きをしたことがあります。
おでこに"肉"って書くとか、鼻水を垂らさせるとか
そういう小学生がよくやる落書きだったんですが、
落書きが周囲の大人たちにバレた途端、
謎のおばさん3人に囲まれ、トイレに連れていかれ、
そこにあった鞭と棒でボッコボコにされました。
大人になったいまでもたまにフラッシュバックします。
あと、聖書を暗記させられるんですが、
1日に1節きちんと覚えないとボッコボコにされました。
あとこれも小学生低学年の時の話ですが、
30歳くらいの"兄弟"に誘われ、なかば強制的にプールに連れていかれました。
あ、兄弟というのは、男性のエ〇バ信者の通称で、本当の血がつながった兄弟ではありません。
で、プールではその兄弟らと一緒に男性更衣室で着替えさせられました。
着替え中、兄弟たちがジロジロとこっちを見てきたり、
その後プールに入っている時もずっと異様にくっついて来たり、
バナナボートに乗せられお尻の写真をパシャパシャ撮られたりしました。
一緒に行った兄弟は一人ではなく4~5名いましたが、
皆に囲まれてとにかくベトベト触られてひたすらキモかったです。
帰宅してからお母さんにそのことを相談したら、お母さん曰く、
「それは同じエ◯バの証人の兄弟としてのスキンシップよ」だそうで、
「"気持ち悪い"と思うのは、あなたの心がサタンに穢されているからよ」
とよく分からんことを言われ、その後ボッコボコにされました。
<滝沢コメント>
エピソード投稿ありがとうございます!
カジュアルにボコられまくってるので、読んでいると心が壊れてきて、
どこか「ボッコボコにされる」というフレーズがコミカルに思えてきてしまいます。
この場合の「ボッコボコ」ってどのレベルでボッコボコなんでしょうね。
ちょっと叩かれる程度ではボッコボコなんて言わないでしょうから、
やはり相当恐ろしいぐらい殴られてるんですかね。真面目に想像すると超怖いです。
そして、ここにきて性加害。
もう、読んでて本当につらいです。
どうしてこんな地獄の企画を始めてしまったんだろう。
なんかやっぱり、色んなヤバい宗教に共通して言えるのは、
「染めやすいうちに染めちまえ」的な考え方があるとこですよね。
物心つかない子どもを洗脳しちまえ!とか、
人生で苦境に立たされている人を狙って洗脳しちまえ!とか。
人の心の隙間に容赦なく入り込んできますね、奴らは。
それはそうと、「サタンに穢されている」っていう言葉、
悪い意味で便利すぎますよね。もう世の中の理不尽、なんでもサタンのせいにできますもん。
私も会社で使えるもんなら使ってみたいです。
「取引先の〇〇社、サタンに穢されてるんで訪問やめて直帰します!」
「すみません、今日JRサタンに穢されてるっぽいんで午後から出社します!」
「う~ん、A案の方がクライアントには喜ばれるかもですが、サタンに穢されてんるでB案で!」
あまりにも便利すぎるので、やはり良くないですね。
それではみなさん、次回の宗教クソ体験もお楽しみに!
(挿絵制作:瀬戸うなぎ さん)
コメント
コメント一覧 (26)
ちなみに私はガスホース、長いものさし、縄跳びの縄を三つ編みにした特製ムチでぶっ叩かれてました。
滝沢ガレソ
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そういうの読みたい
滝沢ガレソ
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無理だと思うけど
滝沢ガレソ
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知らなかった…。
小学生の時まさにこのエピソード通り、習い事で一緒だった女の子がお母さんと一緒に宗教の勧誘にウチに来た事を思い出しました。
お互いビックリしたけど、その子は恥ずかしかっただろうなぁ。
こどもに何も罪はないのに、親のエゴで振り回されて本当に気の毒でならない。
その女の子が今幸せで過ごしてくれている事を心から願うばかりです…。
滝沢ガレソ
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幸せになるためだとしても、親も子も誰も幸せそうじゃないのなんなんだろうね?心の安寧?死後のため?
滝沢ガレソ
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自分のところはムチは物を使っちゃダメ、ケツ叩く親も痛みを味わうべき的な解釈があって素手でした。虐待には違いないけど。
性被害もありましたが対処はしてくれたので他の方の経験談を見るとまだマシな方だったんだなと思います。
滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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ゴリゴリの、宣教一家で、開拓者という立場を生まれた瞬間から目指さないといけない世界で育った人です。
3つめのエピソードはかなり誇張表現だと感じました。
この宗教は、精神的にじわじわと追い詰められてゆき、逃げ場がなくなり、気づけば逃げられなくなっている様な本当にクソな宗教であることに間違いありません。
ただ、宗教という部分をを除いて見ると、そんなボッコボコにするなんて暴力事件を起こす様な極悪人みたいな人が集まる宗教ではありません。暴力なんかよりももっともっと精神に訴えかけてくる、精神を蝕み洗脳してくる、本当に怖い宗教です。
一応書いておきますが親に、鞭などで叩かれたりすることは日常茶飯事ですが、暴力メインの宗教ではありません。
シンプルにボッコボコって書き方がアホっぽくてあまり好きじゃ無くてコメントしてしまいましたすみません。
滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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2世のしんどさはエホバが断トツなんじゃないかと思う知らんけど
滝沢ガレソ
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いや笑えん
滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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エホバに縋る仕組みがよくわかる
貧困ビジネスそのもの
あと2世は成人して親と宗教から脱出出来ても精神が追いつかずメンヘラ行きも多い
滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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DV正当化することは信仰の維持に何か寄与するのかな
滝沢ガレソ
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生まれた時から宗教二世とか選択肢ないもんな
滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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滝沢ガレソ
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